生活が厳しい場合は生活保護を受ける


借金でもう生活ができない・・・
生活保護制度というのは、こういったピンチを救う最後の砦です。憲法にも規定されている「日本国民として健康で文化的な最低限度の生活」を営むために必要な生活費、その最低水準を保障する...こんな風に書くと堅っくるしいですが、要は、ピンチを乗り切るための手伝うのが生活保護というサービスです。

生活保護とは?

病気で働けなくなり、蓄えも底を尽き、アパートの家賃も滞納し、このままでは住む場所まで失ってしまう。頼れる親も兄弟もいない。友人にはこれ以上迷惑はかけられない。もう死んでしまったほうが楽なんじゃないか。

夫の暴力に耐え切れず、逃げ出したい。でも、小さな子供がいて働くことができない。アパートを借りるだけの蓄えもない。今のまま、我慢しつづけるしかないのかしら。

年金で細々と暮らしていたが、最近では病院の医療費も馬鹿にできない値段となり、体の自由も効かなくなってきた。妻と二人で、これからの生活をどうしていったらいいのか、途方にくれている。

生活保護制度というのは、こういったピンチを救う最後の砦です。憲法にも規定されている「日本国民として健康で文化的な最低限度の生活」を営むために必要な生活費、その最低水準を保障する...こんな風に書くと堅っくるしいですが、要は、ピンチを乗り切るための手伝うのが生活保護というサービスです。



生活保護を受けるための条件とは?

生活保護を利用する際には次の3つの要件と1つの優先事項があります。

資産活用
   現金、預貯金だけでなく生活に直接必要のない土地・家屋、高価な(処分価値のある)貴金属、生命保険などがあれば、売ったり解約して生活費に充てることです。しかし、現金や預貯金が多少あっても生活保護は利用できますし、生命保険などを解約しなくてもよい場合もあります。

能力活用
   働ける人はその能力に応じて働くことです。しかし、体を壊してまで頑張って働くことを意味していません。又職探しを一生懸命しても見つからないこともあるでしょう。その時に働いていないことだけを理由に要件に該当しないというわけではありません。

他法活用
   年金や手当など他の法律や制度で給付が受けられるものがある場合は、
まずその手続きをすることです。

生活保護を受ける際に優先されることは、

扶養義務の履行の優先  
親子、きょうだいなど、扶養義務関係にある者からの援助を受けられる場合には、その援助を優先するということです。ただし、親子、きょうだいなどの生活に余裕がないのに援助を強制するものではありません。

ここで注意していただきたいことは、扶養義務の履行の優先ということです。
扶養義務の履行の優先という意味は、実際に扶養援助を受けられる場合には、
その扶養援助を優先するということであり、生活保護を利用する要件とは明らかに異なっていることです。
そして、親族間の扶養の履行については 、
福祉事務所は如何なる意味においても強制することのできる立場にはありません。
福祉事務所の職員によっては「親族がいるなら援助してもらってください」
「親族への扶養援助の調査をしないと保護は受けられません」などよ、
扶養義務の履行についても生活保護を利用する要件のように思い込み、
誤解している場合が少なくありません。
扶養の履行については、まず申請書を受理してから単に援助の可否を確認すればよいことなので、この要件と優先の違いについては注意してください。

このように資産、能力その他あらゆる者を活用したうえでなければ、
生活保護は利用できないことを「保護の補足制」といいます。しかし、
急迫した事由」のある場合は必要な保護を利用できます]。
他の社会保障制度で障害や要介護度といった支給の要件を満たすことにより
サービスが給付されるのと基本的には同じことです。前出の要件を満たし、
なお生活に困窮していれば生活保護を利用できます。



生活保護の申請

申請の方法ですが、各地区の市役所の生活福祉課や福祉施設などで申請・相談をすることができます。
申請・話し合いを含め、大体1時間程度で終わるようです。

しかし、ここにちょっと問題が・・・

実は、この「生活保護」という支援制度は各自治体が行っているもので、当然お金も国ではなく自治体が出します。
よって、財政状況の苦しい自治体の場合、「貸し渋り」ならぬ「生活保護渋り」が発生するのです・・・

「水際作戦」と呼ばれるもので、本来なら生活保護を受ける条件を満たしているのに、職員が「相談」に留めさせ申請させなかったり、無理矢理断ったりするのです。
行政のこの態度、あまり感心できませんね。
生活保護は「申請主義」なので、申請しなければ助言もしてくれないし受給もありえません。

この「水際作戦」、特に徹底しているのが富山県・福岡県など。
特に福岡県の北九州市はかなり評判が悪いようです。

逆に、東京都・大阪府などでは比較的優遇されており、要件さえ満たせば容易に生活保護を受給することが可能となっているようです。
参考までに、一応記しておきました。


生活保護をまるで敗北者・負け組のようにとらえてしまい、申請することを拒む人もいるようですが、それは明らかに間違いです。
いよいよとなれば仕方ないのです。

変な意地を張って、状況が悪化する方がよっぽどまずいです。
お困りの方は、是非最寄の福祉施設や市役所に相談してみましょう。
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